映画『すずめの戸締まり』 すずめの名前の由来になったアメノウズメノミコト(微ネタバレ)

どうも、よっさんです。

映画『すずめの戸締まり』を見ました。

テンポよく話が進み、あっという間の2時間。

前二作と比べファンタジー要素が強く、個人的には「天気の子」より好きでした。

直接的に地震の描写があるので、見る人によっては注意が必要になりますが

鑑賞をおすすめできる作品です!

 

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『すずめの戸締まり』の主人公・すずめの名前は日本神話に出てくるアメノウズメノミコトの「ウズメ」から取ったそう。

今回はアメノウズメノミコトと日本神話について調べてみました。

アメノウズメ(天之戸梅)とは?

アメノウズメは、日本神話における天照大御神アマテラスオオミカミ)の孫で、イザナミイザナギの子である月読尊(つくよみのみこと)の娘とされています。

彼女の名前「アメノウズメ」は、「天の戸を梅で飾る」という意味を持ちます。

アメノウズメの有名なエピソードは、天照大御神が天の岩戸に隠れ、光が世界から失われた出来事です。スサノオノミコト天照大御神を激怒させたため、天照大御神は岩戸に篭ってしまい、世界は暗闇に包まれました。

その結果、土地は荒れ果て、植物は枯れ、人々は困難な状況に陥りました。

天神たちは天の岩戸を開ける方法を探しましたが、うまくいきませんでした。

そこで、アメノウズメが登場しました。彼女は美しい舞を踊り、歌を歌いながら天神たちを楽しませました。天神たちはアメノウズメの踊りに笑い、興奮し、舞い上がりました。

その結果、天の岩戸の前で舞踊を披露していたアメノウズメが、天神たちの喜びに触発されて大胆な舞を披露し、周囲の神々を大いに楽しませました。

天神たちの喜びに包まれた瞬間、アマテラスオオミカミは興味を抱き、天の岩戸の隙間から顔を出しました。

この隙をついて、アマテラスオオミカミを引き出すための策略が実行され、天の岩戸は開かれました。光が世界に戻り、生命の息吹が再び広がりました。

このエピソードは、神話の中でアメノウズメが豊穣の女神としての性格や、陽気で明るい性格を持つ存在として描かれる一例です。彼女の舞踊は、日本の伝統芸能や祭りで重要な要素となり、豊作や繁栄を祈願する行事などで再現されることがあります。

 

『すずめの戸締まり』 のストーリーやすずめの性格にいかされている・・・?ようです。(微ネタバレ)

 

日本神話は、映画やテレビドラマへの影響は?

日本神話が映画に与えた影響のいくつかをご紹介します。

 

1. 『神々の深き欲望』(2013):

この映画は、脚本家・監督の押井守によって制作されました。映画は、日本神話の一つである『竹取物語』をベースにしており、物語の主要なキャラクターである竹取の女やかぐや姫などが登場します。

日本神話の要素を現代の視点で解釈した作品となっています。

 

2. 『ヤマトタケル』(2016)

この映画は、日本神話の英雄であるヤマトタケルノミコトを題材としています。

物語は、ヤマトタケルの誕生から神々との戦い、そして彼が日本の統一を成し遂げるまでを描いています。

映画は、古代の日本の神話や伝説を壮大なスケールで再現しています。

 

3. 『神さまの言うとおり』(2014)

この映画は、神話の要素を現代の物語に組み込んだファンタジー作品です。

主人公が神々と関わり、神話の神々の力や存在に直面する様子が描かれます。

映画は、神話の要素と現代の世界が交錯することで、ユニークなストーリー展開を生み出しています。

 

日本神話の要素やキャラクターが映画作品やアニメーション映画、特撮映画に取り入れられているようです。

 

日本神話は、古代から伝承されてきた豊かな神話や伝説の集合体です。

その神話は、日本の歴史や文化、芸術に大きな影響を与えています。

神々の力や英雄の冒険、神秘的な存在など、多様な要素が織り交ざり、数々の物語が生まれました。

 

日本神話は、私たちに勇気や希望、創造力を与えるだけでなく、自然との共生や倫理的な価値観を教えてくれます。

日本神話の豊かな世界を通じて、私たちは過去の知恵と繋がり、新たな発見と洞察を得ることができます。

それぞれの物語には深い教訓や人間の営みに対する示唆が込められており、私たちの日常生活にも活かすことができるでしょう。

 

読んでいただきありがとうございました。